コーススレッドの長さ タイトル

Question1. 2×4の木材同士をコーススレッドでネジ止めしたいのですが、ネジの長さは何ミリが最適でしょうか?

Question2. 1×4と2×4の重ね固定だと 何ミリくらいが適当でしょうか?

今回はコーススレッドの長さ選択のこのような疑問にお答えします。

先ずお答えを

Answer 1・・・2×4(ツーバイフォー)木材同士で板厚が38㎜なら合わせたら76㎜なりますのでちょうどいいのが4.2×65mm半ネジのコーススレッドになります。

Answer 2・・・1×4(ワンバイフォー)と2×4(ツーバイフォー)の木材同士で板厚が19㎜と38㎜を合わせたら57㎜なりますので、ちょうどいいのが3.8×51mm半ネジのコーススレッドになります。

尚、

半ネジと記載しているのは、ネジ規格には半ネジと全ネジがあり、半ネジと全ネジは使い分けには注意が必要です。

木材同士をピッタリと接合するには、半ネジを使用した方が良いので、推奨として記載しています。

では、

コーススレッドの長さ選択について、

工業デザイン業を営みDIY歴17年の筆者が、DIYでよく使う1×4(ワンバイフォー)と2×4(ツーバイフォー)の板厚の組み合わせで図解いたします。

ツーバイフォーの適確なネジ長さを知ることはDIYの材料固定を確実にする必須の要件です。

 

 

コーススレッドの径と長さは、コーススレッド規格表から確認

 

コーススレッドの姿図

『コーススレッドの径と長さ』を表すコーススレッドの姿図です。

ネジ類は通常 ネジ径(d)㎜ × 長さ(L)㎜ という形でサイズを表します。

例えば、

例題

この場合  

3.8は『コーススレッド』の(ネジ径)38㎜は(長さ)でミリ(㎜)単位です。

数字「3.8」はそのままで直径が3.8㎜、「×38」は長さが38㎜だということを表しています。

コーススレッドのおもなサイズのネジ規格・・・

コーススレッドの径と長さ(スリムビスも含め)を箇条書きすると、

次のようになります。

径Φ3.3㎜ スリムビス対応になります。長さ25㎜~50㎜(5㎜間隔)
径Φ3.8㎜ 長さ25㎜~57㎜(スリムビス長さ55㎜~75㎜ 5㎜間隔)
径Φ4.2㎜ 長さ65㎜~75㎜(スリムビス長さ90㎜)
径Φ4.5㎜ 長さ90㎜~100㎜
径Φ5.2㎜ 長さ120㎜

文字だけだと少しわかりにくいので表にすると、次のようになります。

【スリムビス ネジ規格表】

スリムビス ネジ規格表

 

同様に、コーススレッドもわかりにくいので表にすると、次のようになります。

【コーススレッド ネジ規格表】

コーススレッド ネジ規格表

「コーススレッドの太さはどれがいいの?」と思われる方がいらっしゃいますが、コーススレッドもスリムビスも太さで選びません。

長さに応じた太さになっていますので、コーススレッドやスリムビスは太さ(ネジ径㎜)で選ぶというよりは、長さ(全長L㎜)で選びます。

コーススレッドもスリムビスも太いと強度が増します。

しかし、

木材の幅や場所によりますが太すぎると木材が割れて強度が落ちる場合もありますので注意しましょう。

そんな時は、下穴をあけてからネジ打ちするといいです。

 

コーススレッドとスリムビスの長さ選定の基準式

 

コーススレッドとスリムビスの長さ選定の基準式

取付材の板厚固定材の板厚の関係で、固定材に食い込む深さが20㎜以上あるとガッチリつきます。

1×4材は厚み19㎜なので、ネジ先端が木材から突き出ない長さの15㎜くらいが目安です。

 

取付材の厚み+ネジ込み深さ20㎜以上=コーススレッドの長さ(全長L㎜)

 

取付材(コーススレッドやスリムビスを最初に打つ木材)と固定材の組み合わせは8通りありますが、8通りは次のようになります。

取付材が2×4材か1×4材の場合と固定材が2×4材か1×4材の場合があるので組み合わせは次の4通り

1. 『取付材2×4材と固定材2×4材』のコーススレッド長さ選定

2. 『取付材2×4材と固定材1×4材』のコーススレッド長さ選定

3. 『取付材1×4材と固定材2×4材』のコーススレッド長さ選定

4. 『取付材1×4材と固定材1×4材』のコーススレッド長さ選定

固定材2×4材の方向は、2通り

木材6面の名称

図のように、

木表(きおもて)と木裏(きうら)のヨコ方向

切断面の木口(こぐち)と木端(こば)のタテ方向

よって、4通り×2通り8通りになります。

では、順次、図解説明してみます。

 

 

1. 『取付材2×4材と固定材2×4材』のコーススレッド長さ選定

取付材の板厚+ネジ込み深さ20㎜以上=コーススレッドの長さ(全長L㎜)

式に当てはめてみると、

取付材2×4材と固定材2×4材

図のように固定材2×4材がタテ取付の場合

取付材の板厚が38㎜ + ネジ込み深さ20㎜以上 =58㎜以上 

なので、

【コーススレッド ネジ規格表】の半ネジで、58㎜以上の近辺を探すと

適合コーススレッド

となります。

図のように固定材2×4材がヨコ取付の場合

取付材の板厚が38㎜ + ネジ込み深さ20㎜以上 =58㎜以上 

なので、

適合コーススレッド

【コーススレッド ネジ規格表】の半ネジで、58㎜以上の近辺を探すと、

これも、

適合コーススレッド

となります。

 

2. 『取付材2×4材と固定材1×4材』のコーススレッド長さ選定

取付材の板厚+ネジ込み深さ20㎜以上=コーススレッドの長さ(全長L㎜)

式に当てはめてみると、

取付材2×4材と固定材1×4材

図のように固定材1×4材がタテ取付の場合

取付材の板厚が38㎜ + ネジ込み深さ20㎜以上 =58㎜以上 

なので、

【コーススレッド ネジ規格表】の半ネジで、58㎜以上の近辺を探すと

適合コーススレッド

となります。

図のように固定材1×4材がヨコ取付の場合

取付材の板厚が38㎜ + ネジ込み深さ20㎜以上 =58㎜以上 

ですが、

1×4材厚みは19㎜と薄く、ネジ込み深さ20㎜以上にすると貫通してしまうので、3分の2の12㎜~13㎜以上を目安にします。

取付材の板厚38㎜+固定材13㎜=51㎜以下の近辺で探します。 

【コーススレッド ネジ規格表】の半ネジで、51㎜以下の近辺を探すと、

適合コーススレッド

となります。

 

3. 『取付材1×4材と固定材2×4材』のコーススレッド長さ選定

取付材の板厚+ネジ込み深さ20㎜以上=コーススレッドの長さ(全長L㎜)

式に当てはめてみると、

取付材1×4材と固定材2×4材

図のように固定材2×4材がタテ取付の場合

取付材の厚みが19㎜ + ネジ込み深さ20㎜以上 =39㎜以上 

なので、

【コーススレッド ネジ規格表】の半ネジで、39㎜以上の近辺を探すと

適合コーススレッド

となります。

3.8 × 41mmでも大丈夫ですが、強度を持たせたい場合は、

3.8 × 45mmとか3.8 × 51mmの選択肢もあります。

また、

1×4材は薄いので、スリムビスでも大丈夫なので、

【スリムビス ネジ規格表】の半ネジで、39㎜以上の近辺を探すと

適合コーススレッド

となります。

コーススレッドに比べてスリムビスは細いので、ものにより強度を持たせたい場合は少し長いネジの選択肢もあります。

 

4. 『取付材1×4材と固定材1×4材』のコーススレッド長さ選定

取付材の板厚+ネジ込み深さ20㎜以上=コーススレッドの長さ(全長L㎜)

式に当てはめてみると、

取付材1×4材と固定材1×4材

図のように固定材1×4材がタテ取付の場合

取付材の厚みが19㎜ + ネジ込み深さ20㎜以上 =39㎜以上 

なので、

【コーススレッド ネジ規格表】の半ネジで、39㎜以上の近辺を探すと

適合コーススレッド

となります。

また、

1×4材は薄いので、スリムビスでも大丈夫。

【スリムビス ネジ規格表】の半ネジで、39㎜以上の近辺を探すと

適合コーススレット

図のように固定材1×4材がヨコ取付の場合

取付材の厚みが19㎜ + ネジ込み深さ20㎜以上 =39㎜以上 

ですが、

1×4材厚みは19㎜と薄く、ネジ込み深さ20㎜以上にすると貫通してしまうので、3分の2の12㎜~13㎜以上を目安にします。

取付材の厚み19㎜+固定材13㎜=32㎜の近辺で探します。

また1×4材厚み19㎜+19㎜=38㎜以下-3㎜近辺でも大丈夫。

コーススレッドの短い半ネジがないので全ネジで探すと

適合コーススレット

となります。

 

【スリムビス ネジ規格表】の半ネジで、32㎜の近辺を探すと、

適合コーススレット

となります。

 

コーススレッドの長さは取付材の板厚に依存する

取付材が厚いもの

ねじ込み深さの基本目安の20mmより厚くなる場合や固定材が厚い場合は

締結する板厚の2倍から3倍のねじ込み長さを目安にします。

また、逆に

取付材が薄いもの

ねじ込み深さの基本目安の20mmに満たない場合は、

固定材の板厚の3分の2程度のねじ込み深さにしたコーススレッドやスリムビスの長さのものを選定します。

 

 

まとめ

コーススレッドは通常 ネジ径(d)㎜ × 長さ(L)㎜ という形でサイズを表します。

コーススレッドの径と長さは、サイズ規格から確認できます。

コーススレッドのおもなサイズのネジ規格は、次のようになります。
1. Φ3.3㎜ スリムビス対応になります。長さ25㎜~50㎜(5㎜間隔)
2. Φ3.8㎜ 長さ25㎜~57㎜(スリムビス長さ55㎜~75㎜ 5㎜間隔)
3. Φ4.2㎜ 長さ65㎜~75㎜(スリムビス長さ90㎜)
4. Φ4.5㎜ 長さ90㎜~100㎜
5. Φ5.2㎜ 長さ120㎜

取付材の板厚固定材の板厚の関係で、固定材に食い込む深さが20㎜以上あるとガッチリつきますので、これを式にすると、

コーススレッドの長さ=取付材の板厚+ネジ込み深さ20㎜以上

1×4材は厚み19㎜なので、ネジ先端が木材から突き出ない長さの15㎜くらいが目安です。

ただし、コーススレッドの長さは取付材の板厚に依存するので、

取付材が厚いもので、ねじ込み深さの基本目安の20mmより厚くなる場合や固定材が厚い場合は締結する板厚の2倍から3倍のねじ込み長さを目安にします。

また、逆に

取付材が薄いもので、ねじ込み深さの基本目安の20mmに満たない場合は、固定材の板厚の3分の2程度のねじ込み深さにしたコーススレッドやスリムビスの長さのものを選定します。

なんでもそうですが、

知っていれば、なんてことないことですが、知らないと、悩んでしまい、とてもわかりにくいのが規格かもしれません。

とりあえず参考になれば幸いです。

では、最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。

DIYネットサンク  ノマー

 

引き続き

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ご理解いただけますように是非ともお読みください。

『コーススレッドステンレス規格とは? 数字の304や410とは?』

『コーススレッドとは?木ネジやビスとの違いで簡単にわかる!』

『コーススレッド規格とは?商品パッケージから分かる5つの情報!』