1.「カラーボックスDIYで机とかテーブルを簡単に作れるみたいで、キッチンの作業台も天板を載せて簡単にDIYって見たことあるけど、DIYで木工作業台も作れると思うけどあまり見たことないので、何か木工作業台の作り方のアイディアありますか?」
2.「木工作業台をカラーボックスDIYで作るって簡単そうに思えますが、どうなんでしょうか?」
3.「木工作業台をカラーボックスDIYで作ってみたいけど、カラーボックスを下台にして天板載せただけの作業台でも、クランプ固定・バイス・万力を取り付けてぐらつかないか心配です。」
今回は、このようなお悩みや疑問にお答えいたします。
この記事はDIY作業台を自作してみたいあなたやDIY作業台に興味のある方へ、
特に今回はカラーボックスDIYで作業台を作ってみたら、どんなのができるかをご提案します。
では、
わかりやすいCGによる制作手順で、オリジナルのDIY作業台の自作を例に、
『木工作業台の作り方』のご紹介いたします。
1. 木工作業台の作り方(カラーボックス仕様)
概要として
ご紹介するのは「DIYネットサンク」オリジナルの固定式作業台です。
カラーボックスで作る木工作業台の固定式バージョンです。
移動式と比較すると、移動するための細工もいらないし、取り外し式の工程がなくなるのではるかに簡単です。
カラーボックスで作る木工作業台の移動式バージョンは別記事で公開しております。
カラーボックスでの作り方は同じコンセプトで考えていますので、こちらも参考にしてください。
関連記事
『キャスター付き作業台をDIY!作業場所がないあなたにご提案!』
2. 木工作業台の作り方(カラーボックス仕様)
デザイン案
DIYスペースへの配置によりデザイン形状が変わってきます。
市販のカラーボックスを道具棚に見立て、ベース台に固定して、その上に作業天板を固定して、DIY作業台にするものです。
市販のカラーボックスを使うと、かなり制作が簡単ですね。
・・・でも、DIY作業台のサイズと下台のカラーボックス方向やレイアウトは、固定の常設設置なので作業スペースにかなり依存します。
つまり、
DIYスペースに配置する時の固定位置によって、カラーボックスの使いやすい方向があるために形状も変化してきます。
レイアウトは大まかに分けると3パターンあります。
①中央配置・・・四方から作業台を使えます。
②壁際配置・・・壁面を除く三方から作業台を使えます。
③壁面コーナー配置・・・壁面を除く二方から作業台を使えます。
このレイアウトに丁度いいデザインを考えてみるといろいろありますが、次のようなものをご提案しました。
3. ①中央配置・・・
木工作業台の作り方(カラーボックス仕様)1
四方から作業台を使えます。
アジャスターベースは別記事の移動式で説明した仕様を基に考えていますので、移動式を参考にしてください。
固定式なのでキャスターはありません。
『関連記事』
『キャスター付き作業台をDIY!作業場所がないあなたにご提案!』
アジャスターベース
アジャスターベースはツーバイフォー材で作成。
アジャスター受けにアジャスターをねじ込む仕様にしています。
4. 市販品のカラーボックスをリメイク
天板
シナ合板(ラワン芯準両面、表裏の単板がシナ材でとても綺麗で、中芯はラワン材)の3×6(サブロク板)W910×D1820×t24(㎜)(参考価格¥9,450)をそのまま使います。
作業天板の厚みは最低でもt24㎜程度欲しいです。
カラーボックスの天板裏面からネジ固定をします。
カラーボックスの裏側の板木口にL金具を上と下に取付ます。
これは天板固定用と棚板固定に使います。
棚板を固定することで、左右セットのカラーボックスのツナギになり、全体の強度を増加させます。
5. ②-1 壁際配置・・・
木工作業台の作り方(カラーボックス仕様)2【参考出品】
壁面を除く三方から作業台を使えます。
アジャスターベースは同様に2×4材で作成。
アジャスターの仕様にしています。
カラーボックスも同じ仕様です。カラーボックスは天板裏面からネジ固定をします。
天板も同様ですが、壁面側木口に雑巾摺り(ぞうきんずり)を設けました。
雑巾摺りとは壁と床板とが接する部分に打ち付ける細い横木のことで、汚れや破損などを防ぐためのもの。
この場合は見切りをして設けています。
ジョイポールのスチール脚(クロームメッキ仕様)
天板前木口付近に転倒防止用にジョイポールのスチール丸パイプΦ76脚を2本設けています。
6. ②-2 壁際配置・・・
木工作業台の作り方(カラーボックス仕様) 3【参考出品】
アジャスターベースは同様に2×4材で作成。
アジャスターの仕様にしています。
カラーボックスも同じ仕様です。カラーボックスは天板裏面からネジ固定をします。
天板
シナ合板(ラワン芯準両面、表裏の単板がシナ材でとても綺麗で、中芯はラワン材)の3×6(サブロク板)をカットして「W1820×D600×t24」(㎜)(参考価格¥9,450)で使います。
同様に、作業天板の厚みは最低でもt24㎜程度欲しいです。
壁面側木口に雑巾摺り(ぞうきんずり)を設けました。
7 ③壁面コーナー配置・・・
木工作業台の作り方(カラーボックス仕様) 4【参考出品】
壁面を除く二方から作業台を使えます。
アジャスターベースは同様に2×4材で作成。
アジャスターの仕様にしています。
カラーボックスも同じ仕様です。カラーボックスは天板裏面からネジ固定をします。
正面カラーボックスを3台に追加しました。制作方法は同じです。
側面カラーボックスも同じ仕様です。
天板
シナ合板(ラワン芯準両面、表裏の単板がシナ材でとても綺麗で、中芯はラワン材)の3×6(サブロク板)W910×D1820×t24(㎜)(参考価格¥9,450)をそのまま使います。
作業天板の厚みは最低でもt24㎜程度欲しいです。
カラーボックスの天板裏面からネジ固定をします。
両壁面側木口に雑巾摺り(ぞうきんずり)を設けました。
以上が市販カラーボックスを下台に利用した固定式の作業台のご提案になります。
まとめ
質問1「カラーボックスで木工作業台が作りたいので、何か木工作業台の作り方のアイディアありますか?」・・・
お答えとして・・・
4つのラフデザインをCG化してみました。
レイアウトから分けると3パターンあるので、配置でカラーボックスの工具棚の使い勝手が違ってきます。
①中央配置・・・四方から作業台を使えます。
②壁際配置・・・壁面を除く三方から作業台を使えます。
③壁面コーナー配置・・・壁面を除く二方から作業台を使えます。
レイアウト対応からデザイン提案をしました。
質問2「木工作業台をカラーボックスで作るって簡単そうに思えますが、どうなんでしょうか?」・・・
お答えとして・・・2×4材のアジャスターベースが難しいと言えば難しいですが、寸法図があれば大丈夫です。
記事イラストの『アジャスターベース』を見て、ご自分が選んだカラーボックスの寸法に合わせて寸法だしして作ってください。
質問3「カラーボックスを下台にして天板載せただけの作業台なのでぐらつかないの?」・・・
お答えとして・・・天板とカラーボックスのネジ固定やカラーボックス同士のネジ固定または、棚板とカラーボックスのネジ固定がしっかりできていれば、ぐらつきません。
などの疑問にお答えしました。
作りたい作業台の制作図面があると『わざわざ作りたくなる作業台』になりますね。
DIYであなたの作業空間にあなただけの作業台ができるといいですね。
参考になれば幸いです。
では、最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。
DIYネットサンク代表 ノマー