カラーボックスで作るキャスター付き移動作業台イメージ

 

●作業台は折りたたみ式を持ってるけど、小物しかできない!大きめの作業台が欲しいんだけど、作業スペースがガレージなので常設の作業台は無理!フラストレーションが募るばかり。何かアイディアありますか?

●決まった作業スペースがないので作業台は折りたたみ式を使っています。テラスがあるので、そこでなら少し大きめの作業台が使えますが、常設にはできません。移動式でしかも組み立て式のDIY木工作業台を作りたいけど何かアイディアありますか?

簡易のウマの作業台とかコンパネ作業台 X脚の組立て式 ペケ台は欲しくないです。決まった作業場所がないので、道具類は工具類収納棚もなくバラバラに置いてあり不便です。ガレージがあるので、車を出して空いたスペースに簡単に組み立てられるガレージDIY作業台があれば、休日のDIYが楽しめるのにと思います。

今回はこのようなお悩みにお答えいたします。

 

作業場所が取れない方のために

キャスター付きDIY作業台で移動式、しかも組み立て式のDIY木工作業台をご提案いたします。

 

 

1. キャスター付き作業台のDIY!
概要として

ご提案の移動式作業台は、カラーボックス4台で作ります。

天板が取り外せて、下台ボックス(カラーボックス)はキャスター移動できる工具棚になっています。

下台ボックス(カラーボックス)と移動キャスターベースは固定されています。

下図のアセンブリ分解図の説明の通り、

2台の下台ボックス(カラーボックス)を目的場所に移動して、

その上に天板を載せてカンヌキ固定すると、作業台になります。

移動式作業台の作り方分解図

 

この移動作業台を使わない時は省スペースで収納できます。

しかも、下台ボックスの工具棚がいつも使えます。

移動式作業台の収納時イメージ

上のイメージイラストのように壁際に置けるので邪魔になりません。

カラーボックス内の収納ケースは既製品のコンテナボックスです。

小物道具やネジなどの備品収納がとても便利です。

 

DIYを続けていると、クランプ・バイス・万力などで加工材を固定ができないとDIYができない程になってきますよね。

なぜなら、

加工材を手で押さえる必要が無くなり、両手で作業ができるから、作業が楽に丁寧にできると言うメリットだらけの方法だからです。

市販の折りたたみ式ワークベンチもいいですが、やっぱり小さくて物足りないですね。

折りたたみ式ワークベンチの他にも、簡易の作業台があります。

例えば、

市販品の折りたたみ式ワークベンチを2台並べて、大きめの天板を載せれば、簡易のウマの作業台ができます。

大きい作品とかの柱材や板材の加工にも便利。

ウマの作業台イメージ

これはソーホースブラケット金具と2×4(ツーバイフォー)材で作ったウマの作業台です。

DIY作業台で使っている方は多いと思います。

他にも作業台があります。

コンパネ作業台 X脚の組立て式 ペケ台です。

木芸社ペケ台

サイズ:H600×W900mm(1組) 2組必要です。

3×6(サブロク)合板(1820㎜×910㎜)を天板にして、ペケ台2組に載せるだけで簡易作業台になります。

商品は針葉樹合板に切カギを入れただけのシンプルな物です。

 

でも、誰でも考えられるので、

これでは物足りないと思いませんか?

 

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部品の組み立てはコーススレッドを使いましょう。

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では、

わかりやすいCGイラスト・作業台自作図による制作手順で、キャスター付き作業台・移動式作業台をご紹介いたします。

 

2. キャスター付き作業台のDIY!
  カラーボックスで作る移動式作業台のご提案品 

市販のカラーボックスを道具棚に見立て、移動用キャスターベース台に固定して動かせるようにして、目的作業場所まで移動します。
その上に作業天板を載せて、DIY作業台にするものです。

キャスター付き作業台使用時のイメージ図

上のイラストが作業台使用時のイメージ図です。
木工バイスを取り付けると作業台ぽくなります。

保管場所に設置したイメージ図

上のイラストが作業台を分解・移動後に保管場所に設置したイメージ図です。

移動式作業台は、DIYをする専用場所が住宅事情で確保できない場合方のために提案したものなので、保管場所から作業場所へ簡単に移動できて、簡単に組み立てて作業台にする必要があります。

移動・組み立ての手順はこんな感じです。

作業台の移動・組み立ての手順

ですから多少の煩わしさは付きまといますが、

カラーボックスの棚にはコンテナボックスに入れた小物の道具類や電動工具類(イメージ図にはありませんが)などがいろいろ収納できますので、ごちゃごちゃしたDIY備品の整理整頓に役立ちます。

これはひとつのご提案なので、あなたの工夫次第でもっと使いやすくなると思います。

 

 

3. キャスター付き作業台のDIY
  作業天板

天板イメージ図

天板裏面に2×2材でガイド枠を設けています
作業スペースに移動し、設置したカラーボックスの上から天板を落とし込みます。
ガイドは位置決めとカンヌキ固定用となります。
ガイド枠長手方向:2×2材(角38)×L720㎜・・・4本
ガイド枠短手方向:2×2材(角38)×L373㎜・・・4本
木取2×2材(38×38×L1200 参考価格¥430)より L720㎜+L373㎜ 長手・短手各1セット取り
合計:2×2材 38×38×L1200 4本

天板は、

本格的な作業台でしたらナラやタモの集成材で厚み40~50㎜くらいあると最高ですが、このご提案では必要ありません。

シナ合板(ラワン芯準両面、表裏の単板がシナ材でとても綺麗で、中芯はラワン材)の3×6(サブロク板)W910×D1820×t24(㎜)(参考価格¥9,450)をそのまま使います。

作業天板の厚みは最低でもt24㎜程度欲しいです。

DIY作業台はこれから長年使うものですから、いつでも気持ちよく使うためにもおすすめです。

でも少し高いと思う方はラワン合板。
同じサイズで(参考価格¥5,850)。
昔から「ベニヤ」と呼ばれる合板のことで、表面が粗くちょっとザラザラ感がありあまりイメージは良くないかもしれません。

まだ高いと思う方には、超廉価版としてコンパネt12㎜(コンクリートパネル900×1800㎜ 参考価格1枚¥2,000。2枚で¥4,000)を仕様にする案もあります。
ただし、1枚では作業台としてちょっと薄いので、2枚重ねにする考えがあるのですが、ボンド接着で重ねる手間を思うとおすすめできません。
表面が荒めなので、仕上げ材としては向きませんし、切断面のトゲなども問題があります。

あと、家具製作でよく使うシナランバーコアt24㎜(参考価格¥5,000シナ合板に似ていて綺麗)があります。
シナ合板の中芯を木片ファルカタ材のブロックにした合板で、シナ合板に比べ非常に軽く、反りにくいのも魅力で、おまけに割安なのですが、中芯が木片ファルカタ材なので作業台天板としては強度が弱いんで残念ながら不向きです。

天板は作業台の顔なので少しお高いですが、きれいなシナ合板をおすすめです。無塗装でもOK、もちろん塗装もOK、クリアで塗装すると綺麗です。

 

4. キャスター付き作業台のDIY
   キャスター付きアジャスター付きベース台

市販カラーボックス4台は、2台1セットにしてキャスターとアジャスターが付いたベース台に固定されています。

 

キャスター付きアジャスター付きベース台のイメージ図

カラーボックスセットはもちろん、使用しない時は保管場所に道具棚として設置しておけます。

移動時はキャスターにより動かせますが、「天板を載せた組み立て後の作業台使用時」と「組み立て前の保管場所設置時の道具棚状態の時」は、キャスターをアジャスターで少し浮かせてアジャスター固定する方法を採用しています。

キャスターとアジャスターの説明

キャスターのストッパー付きにすればいいのですが、ストッパー付きキャスターでは作業台等の大物の脚部固定には不向きです。
床とキャスター車輪の接地面が線にすぎないので、面接地にしないと作業台はちょっと押しただけで動いてしまいます。

と言う訳で、アジャスターを取り付けました。

 

移動用キャスターベースについて

移動用キャスターベースの説明図

 

上図イラストの①~④の部品説明(作業台自作図面)

①幕板:1×4材×L708㎜(キャスター偏心カキコミ) 2枚
コーススレッド3.8×32㎜ 20本

②アジャスター受け板:2×4×L244㎜ 2枚
【ベスト】アジャスター MN-25 ネジ径M8 5-31(参考価格¥386~)


コーススレッド4.2×65㎜ 6本

③キャスター受け板:2×4×L244㎜ 2枚

【トーシン】 プレート式双輪キャスター 50径TG50P(参考価格¥203~)


※カラーボックスの底面に直接、プレート式双輪キャスターアジャスター受座をネジ固定しても直ぐに壊れます。
前出の通り、カラーボックスの芯材はベタ芯ではなくフラッシュ構造なので強度的に弱い、またその芯材はMDF(中質繊維板…木質繊維を成形したもの)でネジ保持力はとても弱いので、2×4のSPF材にしっかり固定しましょう。

④センター受け板:2×4×L244㎜ 1枚

 

移動用キャスターベースの黒塗装

 

移動用キャスターベースの黒塗装の説明図

 

巾木のように見せるためと、作業台全体を視覚的に堅牢で重厚なイメージを強調させるために木質感をなくす黒色で塗膜塗装します。

木目を目立たせたくないので、一度ペーパーがけをして二度塗りすると多少は消せます。

黒色がベースあると全体がシマリますね。

アサヒペン
【アサヒペン】 水性多用途EX 黒 0.7L (参考価格¥1,489~)
内容量:0.7L

色:黒

標準塗り面積(2回塗り):4.0~5.0㎡(タタミ2.4~3.0枚分)

乾燥時間:夏期/30分~1時間、冬期/2~3時間

5. キャスター付き作業台のDIY
  カラーボックスの選択意図

市販品からいろいろ選んで検証した結果。

型番=エイ・アイ・エス(AIS) A4ファイルラック2段 ナチュラル HK2T-02 NA

●サイズ: 幅359×奥行292×高さ706(㎜)
参考価格 ¥ 2,580~

●主材:プリント紙化粧繊維板(フラッシュ構造)
『プリント紙化粧板…中質繊維板などに木目などを印刷したシート(紙)を貼り、その上に、上げ塗装を施したものです。中質繊維板(MDF)…木質繊維を成形したもの』

●生産国:ベトナム

●内寸(1マス):幅33×奥行27.8×高さ33cm

●板厚:14㎜

●組立:お客様組立品(ノックダウン式)

カラーボックスの主な検証項目

●サイズ選択の基準(H高さ)・・・DIY作業台の高さは重要です。(あとの項目でご説明しています)
しかし、既製品カラーボックスで作るというテーマから言うとここが一番の難点です。
作業台総高さが決められてしまいますので、キャスター・アジャスター移動ベース台の高さで調整する必要があります。


作業台総高さ・・・

カラーボックス既製品の高さ(706㎜) +
キャスター・アジャスター移動ベース台(100㎜アジャスター時) +
天板厚み(t24㎜ )
作業台総高さ(830㎜)

最適な作業台高さは、個人身長により異なるので、作業台総高さ(830㎜)が合わない方が出てきます。
高身長の方には少し低いかもしれませんので、キャスター・アジャスター移動ベース台の高さで調整してください。

●サイズ選択の基準(W幅)・・・天板サイズがサブロク板なので2台並べた時に、奥行きD910㎜からはみ出ないもの。最大W440以下。

●その他選択基準・・・コスパ・強度(ベタ芯ボード仕様)・仕上げカラー など。
しかし、強度のベタ芯ボード仕様を探しても、ほとんどの市販品はフラッシュ構造


フラッシュ構造とは、
●芯材に木の枠組みを使い、両側に板を貼ったもの。
●両側面の板と板との間には空洞の部分が出来る。
●ネジ固定するときに芯材部分にしないとバカネジになるので注意。
●軽く狂いも少ないので大量生産でコストを安く出来るのが大きな特徴です。

 

6. キャスター付き作業台のDIY
  カラーボックスの棚板追加  (オプションです)

カラーボックスの棚板追加 の説明図

 

棚板が少ないので、収納力を増したい。

棚受け桟
1×1材(19×19×270㎜) (合計2列×3段×4台=24本)を付けて、3段追加します。
1×1材×3ft(3フィート 910㎜より板取、1本から3ケ取り)合計8本
(参考価格¥ 200~) 8本 × ¥200 = ¥ 1,600~

棚板
シナ合板t5.5㎜ W326×D270×12枚 (3×6板1枚より板取)
シナ合板t5.5㎜ (参考価格¥ 2,480~) 1本 ×¥2,480 = ¥ 2,480

 

7. キャスター付き作業台のDIY
  DIY作業台の組み立て方法

 

DIY作業台の組み立て方法の説明図

組み立て方法は、
DIY作業場所にベース台に載ったカラーボックス2セットのアジャスターを引っ込めてキャスター移動させて、イラストのようにセッティングしますが、天板裏面に2×2材でガイド枠を設けているので、ちょうどいい位置になるようにして上から落とし込みます。
落とし込んだら上方向に天板とカラーボックスが外れないようにM8ボルトのカンヌキを差し込みます。
これで、簡易ですが作業台は一体化されます。

カンヌキの説明図

 

『カンヌキ』とは左右の扉もしくは扉と枠の双方にまたがる様に通す事で、建具を開かない様にするための棒状の金物や木材などの部材のことを言います。(Wikipediaより)

少し分かりにくいかもしれませんが、

自作したいオリジナル移動式作業台

カラーボックスで作るキャスター付き作業台のDIY』のご提案説明とします。

 

 

まとめ

 

DIYを続けていると、加工材をクランプで固定することが重要だと感じてきます。

むしろ、クランプ・バイス・万力などの固定ができないとDIYができない程になってきます。

DIYスペースが取れない方のために、

キャスター付き移動式作業台(天板が取り外せて、下台ボックスはキャスター移動できる工具棚になっています)をご提案しました。

大きめの天板にすると、加工材をクランプで固定できるので、

トリマーのテンプレートと板のクランプ固定やサンダーの研磨作業などを効率的できます。

丸ノコも丸ノコガイドをクランプ固定して安全に作業ができるようになります。

 

作業台の自作図面があると『わざわざ作りたくなる作業台』になりますね。

あなたのDIYスペースにあなただけの作業台ができるといいですね。

参考になれば幸いです。

 

では、最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。

DIYネットサンク  ノマー