タイトル木材塗料ペンキ・ニス・ワックス・ステイン・オイル

●「ホームセンターで木材塗料を買おうと思っても、塗料の種類がたくさんありすぎて、一体何を選べば良いか分からない!!」

●「ペンキ・ニス・ワックス・ステイン・オイルの塗料ってよく聞くけど一体何が違うの?」

●「木材の木目をきれいに生かしたいけど、塗料は何を選べばいいの?逆に、木材の木目を完全に隠したい時、塗料は何を選べばいいの?」

●「塗料に水性と油性がありますが、一体何が違いますか?で、結局、水性と油性はどちらを選べばいいのでしょうか?」

ホームセンターでこんな経験をしたことがある人は多いと思います。

塗装経験が少ないDIY初心者の方にとっては、塗料選びは難問ですよね。

今回は、『木材塗料の基礎について』のお悩みにお答えいたします。

 

木材塗料の基礎を知って、木材塗料の大まかな違いを理解したいと思いませんか?

『木材塗料5種類の違い』って何?!!!

違いとは、

【ペンキ】・【ニス】・【ワックス】・【ステイン】・【オイル】の塗料の種類の違いです。

DIY初心者の方も名前を聞いたことがあると思いますが、この5種類の塗料とペイント方法はすべて違っています。

木材塗料は基本的に、

樹脂、顔料、溶剤で構成され、場合により添加剤を加えて形成されています。

この樹脂、顔料、溶剤の違いで、塗料の種類とペイント方法や目的が違ってきます。

実際、DIY木材用塗料ばかりでなく、塗料は無茶苦茶たくさんあります。

DIYで人気のある【ペンキ】・【ニス】・【ワックス】・【ステイン】・【オイル】の5種類を例に挙げると、DIY初心者の方が塗装・塗料の基本のまとめを学ぶのに、DIY木材塗装の違いや方法が大体網羅できるのでちょうどいいのです。

基本方法がわかると、木材塗装はそんなに難しくありません!!

よって、

【ペンキ】・【ニス】・【ワックス】・【ステイン】・【オイル】に注目して解説いたします。

この違いを解説しますが、いきなりだとむずかしいので、

『木材塗装塗料成分図』で 木材塗料の基礎からお伝えいたします。

 

 

目次

木材塗料の基礎情報まとめ、塗料とは何でしょう?

木材塗料とは?

塗料の主成分は基本的に、樹脂(じゅし)、顔料(がんりょう)、溶剤(ようざい)で構成され、場合により添加剤(てんかざい)を加えて形成されています。

先ず、この4成分と透明塗料と不透明塗料を下記『木材塗装塗料成分図』の①から⑦まで順番に解説します。

木材塗装塗料成分図

塗料の成分構成は、

顔料・樹脂・添加剤など乾燥後も塗膜として残る塗膜成分と、

溶剤など塗膜形成中に揮発してしまう非塗膜成分とからなっています。

 

塗膜(とまく)とは?

塗料を塗って膜を作ることですが、ドロッとした塗料を塗った状態ではまだ塗膜ではありません。

塗料を塗って乾燥後に硬化した状態が塗膜(コーティング)です。

塗装という行為で、木材を塗料で被い、乾燥し、固まり、色彩と艶(つや)を際立たせていく

つまり、

『塗装』とは、『塗料』を『塗膜』に変える工程のことを言います。

 

① 顔料(がんりょう)とは? (①は木材塗装塗料成分図の番号です)

水、油、溶剤などに溶けず、そのものが色をもつ粉末固体

主に塗料の色彩などを形づくる成分のことです。

顔料には、塗料の色を決める顔料は着色顔料と呼ばれ、有機顔料と無機顔料とがあります。

役割は、

塗膜の着色(色を出すこと)

光沢調整や物性調整 (硬さ、強さ、付着力のこと)

顔料を含む塗料を「エナメル」、含まない塗料を「クリアー」といいます。

 

② 樹脂(じゅし)とは?  (②は木材塗装塗料成分図の番号です)

塗膜になる主成分(塗料が固まる元になる成分)で塗膜の光沢、耐久性の決め手になります

塗料皮膜の性能を決定づける付着性防食性の最も重要な成分です。

付着性(ふちゃくせい)とは、種類の異なる二物質が接触して互いにくっつき合う現象。

防食性(ぼうしょくせい)とは、金属の腐食を防ぐことの意味ですが、木材はさびないけれど金属と同じく、木材は内部からまたは外部から腐食するので、木材の場合も保護(防食)のために塗装されます。

樹木の脂動物の脂を使っていたところから樹脂(Resinレジン)と呼ばれています。

樹脂は塗料の骨格をなすもので、固形のものから、水状のものまでさまざまな粘性のものがあり、塗料用として溶かしたり、薄めたものを樹脂ワニスといいます。

分かりにくいですが、

速乾性のものを「ニスそれ以外のものを「ワニスと言います。

「ニス」は木材などの表面を保護するために用いられる塗料の一種で、透明で硬い上塗り剤のことです。

現在では塗料に用いる樹脂のほとんどが石油を原料とした合成樹脂で、よく耳にするアクリル塗料、ウレタン塗料、シリコン塗料、フッ素塗料などはこの樹脂名のことです。

塗料の違いを簡単に言うと、この”樹脂の違い”にあります

 

③ 溶剤(ようざい)とは? (③は木材塗装塗料成分図の番号です)

樹脂類の溶解(希釈:きしゃく:水や物質をとかして溶液を作るのに使う液体を加えて薄めること)に使用されるもので、これ自体は蒸発して塗膜とはなりません

塗装作業では、塗料を液体の状態で丁度いい粘度にして塗れるようにする役割があり、塗面の仕上がりをよくするために使用します。

水を使用したものを水性塗料といいます。

油性、ラッカー系のうすめ液を使用したものを油性塗料(溶剤系塗料)といいます。

溶剤は乾くと蒸発してなくなってしまいます。

その時の溶剤が、臭いや乾燥時間の違いの要因となります。

※各塗料で使用するシンナーの種類が異なるので注意が必要です。

 

④ 添加剤(てんかざい)とは?  (④は木材塗装塗料成分図の番号です)

塗料製造時に入れるものと、塗装条件によって現場で添加するものとがあります。

塗料の缶の表記で、成分の欄には添加剤などは記載されていませんが、一般的に、製造時に既に入れられています。

「防カビ剤配合」や「超速乾」などは添加剤が配合されていることを示していて、防腐剤、防カビ剤、防サビ剤など塗料の性能を高めます。

 

⑤ ビヒクル(展色材:てんしょくざい)とは? (⑤は木材塗装塗料成分図の番号です

塗料や絵の具など着色剤の主成分のひとつで,顔料を均質に分散展開させ、物体の表面に固着させるもの。

つまり、「色」顔料木材に固定、固着する「糊」の役割を果たしています。

塗料の構成要素の中で、顔料以外の塗膜形成要素の総称をいいます

 

⑥ 『不透明塗料』(有色塗料)とは?  (⑥は木材塗装塗料成分図の番号です)

透明塗料に顔料とビヒクル(展色材)を練り込んで着色したものが、「不透明塗料」(有色塗料)。

ハケ目が残ったり高光沢でないものを「ペイントと言います。

ハケ目も残らず滑らかで高光沢のあるものを「エナメルと言います。

このように、「エナメル」は顔料を含む塗料です。

 

⑦ 『透明塗料』とは?  (⑦は木材塗装塗料成分図の番号です)

前出の①と②でも言いましたが、

樹脂類を溶剤に溶かしたものが「透明塗料、その中でも、速乾性のものを「ニスと言い、それ以外のものを「ワニスと言いましたね。

クリアー」はワニスよりは速乾性で透明度の高いものを言い、顔料を含まない塗料ですね。

 

『木材塗装塗料成分図』の①から⑦まで解説いたしました。

塗料特性はこの成分構成(顔料・樹脂・添加剤など)によって違ってきます。

 

 

またまた、『木材塗装塗料成分図』が登場です。先ほどと同じものです。

下図の⑧【ステイン】⑨【オイル】⑩【ワックス】⑪【ウレタンニス】を解説します。

 

木材塗装塗料成分図

木材塗料の造膜型塗料と浸透型塗料の違い

造膜・浸透型塗料

木部を塗装する塗料には大きく分けて、造膜型塗料(ぞうまくがたとりょう)と浸透型塗料(しんとうがたとりょう)の2つの種類があります。

簡単に言うと、

塗膜になる塗膜成分(樹脂の主成分)配合か、そうでない非塗膜成分かの違いです。

造膜型塗料は、木材に染み込まずに木材表面に塗膜を作るので耐水性、耐久性に強いです。

ただ、塗膜で覆ってしまうため、触った時の木材の質感(木肌)は失われます。

浸透型塗料(ステイン系塗料・自然系塗料)は、木材に塗膜を張らずに、木材の内側に浸透することによって木を守ってくれるという仕組みになっています。
(ステインは木を保護する性能はありません)

主な造膜型塗料とは?【ペンキ】・【ニス】・【ワックス】・【ウレタンニス】

合成樹脂塗料(アクリル、ウレタン、合成樹脂調合ペイント:ペンキなど)

天然樹脂塗料(漆、ワニス など)

⑥【ペンキ】、⑦【ニス】、⑩【ワックス】⑪【ウレタンニス】は、造膜型塗料(木材表面に塗膜をコーティングすることで、木材の劣化を防ぎます)

 

主な浸透型塗料(ステイン系塗料・自然系塗料)とは?【ステイン】【オイル】

オイルステイン、柿渋等

人気の⑧【ステイン】、⑨【オイル】は浸透型塗料(木材表面に塗膜を作らない、木材の内側に浸透するだけ、表面の見た目や手触りは木材のまま残すことができます)

 

木材塗料5種類の違いとは
【ペンキ】・【ニス】・【ワックス】・【ステイン】・【オイル】!
木目を生かした仕上塗料 と 木目を隠した仕上塗料の違い

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「ズバリ!木目を生かした塗装って何ですか?」に、お答えした記事です。

『木目を生かす塗料とは?ステインやオイルがなぜ美しいのか解説!』
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DIY初心者が覚えなければならない木材塗装の基本のひとつには、
木目を生かす塗料 と 木目を隠す塗料 の違い』と言う『木目の表現』があります。

これ重要です。

関連記事

⑥【ペンキ】エナメル・⑦【ニス】・⑩【ワックス】⑪【ウレタンニス】とは

塗膜(とまく)コーティングするもの。

造膜型塗料で、それぞれに水性と油性があります。

一旦乾いてしまえば、油性でも水性でも水には溶けません。

 

ペンキ

塗膜あり木目を隠した仕上げ

ペンキ

 

ワックス

薄い塗膜あり、木目を生かした光沢仕上げ

ワックス

 

ニス】・【ウレタンニス】

塗膜あり、木目を生かした仕上げ

ニス

 

⑧【ステイン】・⑨【オイル】は、浸透型塗料

【ステイン】

ステイン

着色剤で色付けするもの。

塗料ではないので、塗料の定義成分の木を保護する樹脂を含んでいません。

木を保護する性能はありません。

ステインを塗っただけでは触れた服に色が移ったり、水拭きをすると色が落ちたりすることがあるため、上からニスなどを塗って保護をする必要があります。

浸透型塗料で、こちらにも水性と油性があります。

塗膜なし、木目を生かした仕上げ」になります。

 

【オイル】

オイル

すべてではありませんが主に自然系塗料オイルフィニッシュは、酸素に反応して固まる性質を持つ油を木に染み込ませて、木の内部で固めて保護する。

保護効果は弱いが「内部塗膜あり、木目を生かした仕上げ」になります。

 

水性と油性の違いは溶剤の違い

『③ 溶剤(ようざい)とは?』の項目でも言いましたが、

大きな違いは、溶剤の違いです。

樹脂類の溶解に使用される溶剤に水を使用したものが水性塗料

樹脂類の溶解に使用される溶剤に油性、ラッカー系のうすめ液を使用したものが油性塗料(溶剤系塗料)ですね。

水性と油性のどちらがいいのでしょうか?

塗料の密着性が強く・光沢も強く、乾燥時間が短い、耐久性が強いので、屋外や金属なら油性をおすすめします
耐久性の高さと仕上がりの美しさがメリットです。
でも溶剤に油性、ラッカー系のうすめ液を使うので、有機溶剤の強い臭気があったり保管時に注意が必要であったり扱いの手間がかかるデメリットもあります。

 

屋内、木部なら水性をおすすめします。
水性なのでにおいが少なく、保管・取り扱いがしやすい。
油性に比べて価格が低めで、室内環境基準F☆☆☆☆(Fフォースター:ホルムアルデヒド等級の最上位規格を表す表示)を満たしたものが多いこともメリットです。
あと、一番の長所は使用した道具類を水道水で洗うことができるので、楽ちんです。

DIY初心者の方は、水性塗料がいいですね。

 

基本方法がわかると、

水性と油性の違いとか、造膜型塗料と浸透型塗料の違いがわかります。

以上です。

 

まとめ

DIYで人気のある【ペンキ】、【ニス】、【ワックス】、【ステイン】、【オイル】の5種類を例に挙げて、DIY初心者の方が塗装・塗料の基本のまとめを解説いたしました。

DIY木材塗装の違いや方法が少しお分かりになりましでしょか。

木目を生かしたアンティーク調の塗装が素敵で人気です。

【ステイン】と【ワックス】は『木目表現』できるという点では同じような感じですが、ステインは木材に染み込んで色をつけるもの、ワックスは木材の表面に色の塗膜を作るという点でまったく違う塗料でしたね。

『塗装』とは、『塗料』を『塗膜』に変える工程で、『塗膜』が重要です。

選んだ塗料で、『塗膜』ができるかできないかの判断は、『製品の説明書き』をよく読むことです。

木材を保護すると書いてあれば保護しますし、書いていなければ保護しません。

書いてある効果が全てです。

DIY塗装で人気の『ブライワックスの塗り方』ができるようになり、『ウレタンニスの塗り方』も上手になりたいですよね。

または、本物思考の人達に人気のあるオイル塗料の『ワトコオイル』の達人にもなりたいですよね。

DIY木材塗装の基本を身に着けて、素敵な作品を楽しんで作ってください。

 

以上です。

 

DIYであなたのDIY作品に参考になれば幸いです。

では、最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。

DIYネットサンク代表  ノマー