DIY木工作業台CG画像タイトルイメージ

 

    

●市販品の折りたたみ式のワークベンチを持ってるけど、丸ノコやノコギリ作業のペグ固定が小さくて用を足さない!だからDIYで作業台を作ってみたい!

●トリマーのテンプレートと板のクランプ固定やサンダーの研磨作業などを効率的にやりたい。DIYで作るとしたら2×4材がいい?でもどんな台があればいいか分からない!

●市販品の折りたたみ式のワークベンチの寸法が自分のサイズに合わない!だからDIYで作業台を作ってみたい!

●丸ノコで加工材の押さえ付が悪くて怖い思いをしたことがあるので、安全にカットしたい!

 

今回は工業デザイン業を営みDIY歴18年の筆者が、このようなDIYのお悩みにお答えいたします。

 

結論から申し上げますと、

バイス・万力・クランプで固定ができる自分サイズのDIY作業台作ると、解決します。

 

クランプ画像

DIYを続けていると、加工材を固定するとDIY作業がはかどることがわかってきます。

むしろ、

クランプ・バイス・万力などで加工材を固定ができないとDIYができない程になってきます。

なぜなら、

木工DIY作業で一番使う工具はクランプ・バイス・万力など固定工具類で、中でもクランプが一番頻度が高いんです。

加工材を挟んだり、押さえたり、締め付けたり、圧力を加えたり、作業する時にはクランプがなくては始まりません。

加工材を手で押さえる必要がなくなり、両手で作業ができるから、作業が楽に丁寧にできると言うメリットだらけの方法だからです。

DIYの基本は加工材を クランプで固定 することが重要です。

そのクランプが取り付けられるのが 作業台 です。

DIY作業台のクランプ固定の説明図

ーーーー 作業台クランプ固定イメージ ーーーー

 

DIY作業台は、DIYをしばらく継続してくると欲しくなるものです。

でも、住宅環境により専用の作業スペースが取れない方も多く、DIY作業台が欲しいのに持てないと悩んでいるのではないでしょうか?

市販の折りたたみ式ワークベンチもありますが、やっぱり小さくて物足りないですね。

冒頭のイラストは私の完全オリジナルですが、

今回は、DIYスペースがある方向けの固定式作業台を2×4材での作り方をご提案いたします。

DIYスペースが取れない方のためには、移動式作業台(天板が取り外せて、下台ボックスはキャスター移動できる工具棚になっています)を別記事でご提案しています。

 

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DIYスペースが取れない方のための移動式作業台の記事。
カラーボックスで作る作業台で、
制作手順ごとにCGイラストで詳しく解説しています。

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自作する前に設計段階で考える「作業台の定義」の記事

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上記の関連記事で解説していますが、ちょっと重複しますが、重要なので記載します。

 

作業台を大別すると固定式と移動式に区別できます。

固定式作業台とは、

移動する必要がない、分解しなくてもいい、折りたたみ式にしなくてもいいもので、専用の作業場所を確保して、常設された作業台です。

移動式作業台とは、

キャスターで移動できたり、簡単に分解ができて手で持って移動ができたり、折りたたみ式作業台で持ち運べるものだったり、作業時と非作業時の作業場所が異なる場合に重宝されます。

つまり、専用の作業場所の確保ができない場合に便利なのが移動式作業台です

 

木工作業台を設計する際、下記の5つの設計条件があります。

1. DIY作業台の平面ワークトップ

2. DIY作業台の天板の大きさ

3. DIY作業台の高さ

4. DIY作業台の堅牢性ある程度の重量が必要

5. DIY作業台の加工材の固定

この条件を踏まえて設計するとベストな作業台ができます。

 

この記事はDIY作業台を自作してみたいあなたDIY作業台に興味のある方へ、

『わざわざ作りたくなる作業台』と題して

分かりやすいCGイラストによる制作手順で、DIY自作作業台のオリジナル固定式作業台をご紹介いたします。

 

 

1.作業台DIY(ツールバイフォー材での作り方)』
  デザイン設計概要

 

ではメインテーマ『わざわざ作りたくなる作業台』をご紹介します。

DIYネットサンク」オリジナルの

ツールバイフォー材で作る引き出し付き固定作業台です。

 

作業台 デザイン完成イメージ

 

2×4材で作る引き出し付き固定作業台完成イメージ図

ーーーー DIY作業台イメージ ーーーー

 

DIYをしている方やもちろんDIY初心者の方にも、簡単に作れて、シンプルで、コストパフォーマンスに優れたDIY作業台をご提案できないかと思い具体的に考えてみました。

材料はやはり一番手軽で入手しやすい2×4材(ツーバイフォ)SPF材に決定しました。

DIYにはなくてはならない木材からです。

2×4SPF材

ーーーー 2×4材(ツーバイフォ)SPF材 ーーーー

 

この2×4材(ツーバイフォ)SPF材もしくはホワイトウッド材のサイズや選択方法を詳しく知りたい方は、別記事で公開していますのでご覧ください。

特に、

『SPF材サイズのまとめとは?4つの規格早見表から!』で

「ワンバイ材・ツーバイ材DIY木材サイズ早見表」のPDFが無料でダウンロードできます。

2×4材(ツーバイフォ)でデザイン・設計をする際にとても便利です。

「ワンバイ材・ツーバイ材DIY木材サイズ早見表」はこれです。

ワンバイ材・ツーバイ材DIY木材サイズ早見表

ーーーー 「ワンバイ材・ツーバイ材DIY木材サイズ早見表」 ーーーー

 

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ワンバイ材とツーバイ材について、かなり詳しく記載していますのでお読みください。

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2×4材(ツーバイフォ)ホワイトウッドとSPF木材について、詳しく記載していますのでお読みください。

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DIY作業台の堅牢さを出すには2×4材(ツーバイフォ)ホワイトウッドやSPF木材がコスパも含めてベストです。

先に記しまた『作業台をデザイン設計する際の5つの設計条件』もクリアできそうです。

 

制作意図

では制作意図を簡単にお伝えします。

1. 形状

シンプルなのに堅牢、シンメトリー(左右対称)で簡単な構造。

正面・左右側面の3面使い。

背面は壁付けの壁面設置(下記の 7. 後々の発展形を考慮)

2. 作業台の材質

天板・棚板は合板。天板はt24㎜。棚板はt18㎜。

それ以外の下回りは2×4(ツーバイフォ[2×4]木口寸法38×89mm)と 引き出しの一部 2×8(ツーバイエイト[2×8]木口寸法38×184mm)+ 1×2(ワンバイツー[1×2]木口寸法19×38mm)のSPF材でネジ固定されています。

3. サイズ

W(幅)1800㎜ × D(奥行)750㎜ × H(高さ)850㎜

天板の合板は3×6(サブロク板)一般的な市販サイズなので最大W1800㎜×D900㎜×H850㎜でもOKです。

4. 作業台引き出し付き

小物の工具類やネジ類が収納できる便利な引き出し付きです。

5. 作業台のクランプ固定

天板のチリは正面と側面の3面は100㎜あるので、固定クランプが取付られます
※『チリ』とは部材と部材が少しズレている箇所の寸法を指します。
作業台本体から天板を少しだけ出っ張らすときの寸法をチリ何ミリというふうに表現します。

6. 正面のクランプ固定時でも引き出しの開閉に緩衝しません

7. 後々の発展形

背面のチリは設けず、壁面設置ができたり、後々、有効ベニヤを貼って工具をひっかけ収納ができるような発展形にしています。

8. 作業台で工具収納

下側に枠構造の棚板があるので大きいものが収納できます。

棚板は正面の天板木口から200㎜のケコミを取っているので正面作業時に足元フリーになります。

この棚板枠の構造は脚元を四方で固定するので強度を上げるのにも役立っています。

9. 脚部

2×4(ツーバイフォ)SPF材を2本組のダブルにしています。

1本でも強度的には全く問題がありませんが、見た目が細く不安定な感じを受けるので、ダブルにして作業台の堅牢さを追加しています。

 

2.作業台DIY(ツールバイフォー材での作り方
  概要

 

①制作手順

どんなものでも制作の順番があります。

デザイン設計工程】①~④

①.DIYで作ってみたいもの発見!!

②.アイデア収集

③.デザイン決定

④.図面作成 

DIY制作工程】⑤~⑧

⑤.クランプで押さえながらのこぎり材料を切って

⑥.クランプで押さえながら仮組み立て

⑦.クランプで押さえながらドライバーネジ固定して

⑧.ハケ色を塗って⇒ 完成

上のDIY設計試作工程を簡単に言うと、

『アイデアスケッチを紙に描いて、そのスケッチに寸法を入れて、材料にその寸法をけがき、材料をカットして、部品を作って、部品を組み立てて、最後に塗装で化粧をして完成』

となります。

 

作業台設計図・作業台を自作する図面

作業台設計図・作業台を自作する図面

ツーバイ材にさしがね等の工具でけがき、丸ノコやノコギリですべての材料を作る訳ですが、ここで重要なのが

作業台設計図です。

ものを作るDIYはどんなものでも設計図が必要になってきます。

設計図がなくてもDIYしてしまう達人もいらっしゃいますが。

上の図面は本提案品の意匠図です。

意匠図とは外観図に寸法が入ったものです。

例えば、メーカーなどの場合。
図面は意匠図・部品図・断面図など多種ありますが、このような図面は通常は設計者が作図して、第三者の製造側にCADデータで送られ、この図面データを確認しながら工場用制作図面に反映されて、加工機などのデータに変換されます。
各アセンブリごとに部品の切り出しがされます。
つまり、図面は誰が見ても理解できるように三角法図面などの決まった作図の基準があります。
音楽の楽譜であったり、料理のレシピに当たるものです。

 

この記事では、制作図面は記載しておりません。

別記事で、この記事の続編として

この作業台を自作する図面を詳細に描いていますので、ご覧ください。

この別記事の図面で作業台が作れます!!

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『作業台自作図面はDIYに必要!実際に作れる寸法図で解説!』

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材料取りをするとホームセンターやネット通販購入時に過不足しないで済みます。

いかに無駄なく材料取りを最適化して、材料歩留まりを工夫することはある意味DIYの楽しみのひとつです。

また、

ご自分で綺麗にカッティングするのももちろんOKですが、まだ作業台がないあなたですから、3×6合板の直線カットをするのにも大変だと思います。

このような場合はホームセンターでカットをお願いするとワンカット50円くらいで、正確に綺麗にカットしてくれます。

そんな時、役に立つのが設計図面なのです。店員さんに寸法図を渡せばOKです。

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『ホワイトウッドとSPF木材って?失敗しない5つの選び方とは?』

 

③アセンブリ・部品の構成

アセンブリとは生産工程の中における、組み立て工程のこと。

アセンブリ分解図があれば一目瞭然で、DIY木工作業台の作り方が分かり易いので、見てください。

作業台分解説明図

ーーーー アセンブリ分解図 ーーーー

① 脚部アセンブリグループ           ×2
②-1 天板受けアセンブリグループ         
×1
②-2 引き出し受けアセンブリグループ  ×3(左・中央・右)
②-3 引き出しアセンブリグループ         ×3(左・右)

③ 棚板アセンブリグループ            
×1
④ 天板                     ×1

 

以上の5種類10ヶのアセンブリパーツ群と天板です。
計画的にグループの塊で考えると組み立て(アセンブリ)がしやすく楽です。

はじめは部品単位ではなく塊の構成でとらえます。

最良の材料取りで部品材料の切り出しが終了したら、各アセンブリに分けて仮組みして、全体部品をチェックします。

 

④下穴を開ける

④下穴を開ける

接合する部分のコーススレッド用の下穴を開けるためのマーキングをして、下穴を開けます。

下穴は材料の割れを防ぐばかりではなく、確実に固定するための基本中の基本です。

下穴の大きさはコーススレッドの径よりマイナス1㎜ぐらいが大体の目安です。

この時、ツーバイフォー定規があると、接合部のぴったりな位置決めができるので、下穴を開けるためのマーキングが簡単にできます。これ、私も使っていますが、かなり便利です。

 

 

下穴を垂直に開けるのは結構難しい。
そんな時は
ドリルガイドキット木材への正確な穴あけ作業が簡単にできます。
私も必ずツーバイフォー定規とセットで使っている垂直に開けるおすすめ必須工具です。

ドリルガイドキット 

商品の説明:インパクトドライバー・電気ドリルでの正確な穴あけ作業のガイドに最適
用途:木材への正確な穴あけ作業
特徴:
・木材に垂直・側面のセンター・角材のエッジ・丸棒等に正確に穴あけが可能
・4・5・6・8・10・12mmのドリルサイズに適応

ドリルガイドキット 

 


ビット工具:ねじを締めたり外したりする時に使われる作業工具

下穴を開けるにはドリルが必要です。

インパクトドライバーに使えることが基本で、六角軸であればメーカー問わず使用できます。

 

リリーフ(RELIFE) 六角軸下穴ドリルと両頭ビット10本組

● 鉄・銅・アルミ・樹脂・木材などの穴あけ(ドリル)、木ネジ、各種タッピングネジの締め付け用に(両頭ビット)
● 木ネジ、各種タッピングネジの締付けに。
● 鉄・銅・アルミ・樹脂・木材などの穴あけに。
● 快削チタンコーティング

【仕様】
● セット内容:下穴ドリル(1.6、2.4、3.2、4.0、4.8mm)、
両頭ビット(プラスNo.2×100・1本、No.2×65・1本、
No.1/-4×65・1本、NO.2/-5×65・1本、NO.3/-6×65・1本 

 

リリーフ(RELIFE) 六角軸下穴ドリルと両頭ビット10本組

 

3.『作業台DIY(ツールバイフォー材での作り方
  アセンブリパーツ群組み立て

 

図面から切り出した2×4材の各部品を各アセンブリパーツ群に組み立てる。

アセンブリパーツ群に組み立てる

①脚部アセンブリパーツ群を構成する各パーツ説明

土台となる脚の部分 同じもの2台(左右あり)

脚アセンブリ説明

①脚②脚貫上③脚貫・・・ツーバイ材 [2×4] (38×89mm)
④脚補強・・・ツーバイ材 [2×4] (38×89mm)

 

②天板受けアセンブリパーツ群を構成する各パーツ説明

作業面となる天板と土台脚部を頑丈に固定するための天板受け

天板受けアセンブリ説明図

①枠:幕板幅②枠:幕板奥行き③枠ツナギ・・・ツーバイ材 [2×4] (38×89mm)
④引き出し受け左側⑤引き出し受けセンター⑥引き出し受け右側・・・ [2×8] (38×184mm)
⑦受け桟×4 本・・・[1×2] (19×38mm)

 

③引き出しアセンブリグループ

引き出しボックス

引き出しボックス説明図

①引き出し鏡板 ②引き出しボックス左右側板 ③引き出しボックス背板
・・・ツーバイ材 [2×4] (38×89mm)
④引き出し受け桟・・・[1×2] (19×38mm)
⑤底板受け桟左右 ⑥底板受け桟前後・・・・[1×1] (19×19mm)
⑦底板:カラー合板t2.5

 

④棚板アセンブリパーツ群を構成する各パーツ説明

棚板:天板下に棚板があると物置に便利、でもそれだけでなく、堅牢にするために左右脚部を固定する重要な構造材になります。

棚板アセンブリ説明図

 

①棚板:シナ合板t15
②貫(ヌキ)③枠ツナギ・・・ツーバイ材 [2×4] (38×89mm)

 

 

4.『作業台DIY(ツールバイフォー材での作り方
  各アセンブリパーツ群から完成組み立てへ

 

下図ように2×4(ツーバイフォ)SPF材を切り出して、各アセンブリパーツ群をコーススレッドで固定して作ります。

ステンコーススレッド

●コーススレッド(ビス)の長さの決め方=取付物厚さ+20以上

●コーススレッドは ビス(ねじ)の一種で2種類、全ねじ半ねじがあります。

厚い2×4(ツーバイフォ)同士を固定する場合は半ねじをおすすめします。

なぜなら、

厚いもの同士の木材を重ねて打ち込み固定するとき、取付物が浮き上がってしまって、隙間があいたままで締まらないことがよくあります。 経験ありますか?

全ねじはねじの先端と頭側とでは、ねじ幅と力の大きさが異なるので、押す方向一方に力が加わり木材に隙間があいてしまいます。

しかし、

半ねじの頭側にはねじが切られていないので、木材に力が加わらず、ねじ山側の木材がねじ先側の木材を引き付けようとする方向に力が加わるので締まります。

木材同士をすき間を開けずに確実に締結できる半ネジタイプのコーススレッドをおすすめします

 

コーススレッドの詳しい記事

『コーススレッドとは?木ネジやビスとの違いで簡単にわかる!』

『コーススレッド規格とは?商品パッケージから分かる5つの情報!』

『コーススレッドの長さは?取付材の厚みとネジ込み深さ20mm以上』

『コーススレッドのステンレスはサビない?実はサビにくい鉄のこと!』

 

 

①天板受けアセンブリと脚部アセンブリの固定

天板受けアセンブリと脚部アセンブリの固定説明図

 

 

『脚部アセンブリ』の④脚補強を先に必ず固定しておきます。
『天板受けアセンブリ』をひっくり返して、『脚部アセンブリ』の固定をします。

 

②天板受け・脚部アセンブリと天板の固定

天板受け・脚部アセンブリと天板の固定説明図

 

棚板アセンブリの固定

棚板アセンブリの固定説明図

ひっくり返しを戻し、脚アセンブリの貫から棚板アセンブリを入れ込み、①棚板アセンブリを脚部の貫に置き、外側から①棚板アセンブリ貫と③棚板アセンブリ貫をコーススレッドで固定します。これで横揺れからの強度が十分に保たれるようになります。

 

引き出しアセンブリの挿入

引き出しアセンブリの説明図

引き出しボックスを入れたら完成。

引き出しボックスは左右で鏡板の出代の長さが16㎜違います。

出代は「でしろ」と読み、「出っ張っている部分」のことです。

 

取っ手はいりません。

鏡板の下面の凹凸で手が掛けられるのでいりません。

作業台は取っ手などの突起物がない方が、作業着などに引っかからずに安全です。

 

以上が2×4材で作る固定式の作業台のご提案になります。

 

 

5.『作業台DIY(ツールバイフォー材での作り方
  揃えたい道具類

【必須工具】さしがね

L型スチール定規 直角をけがく

 

【必須工具】メジャー(コンベックス・ものさし)

タジマ 剛厚Gロック-25 5.0m 25mm幅 メートル目盛 GAGL2550

寸法測定

【必須工具】ツーバイフォー定規

接合部のぴったりな位置決め

 

 

【必須工具】ノコギリ

ツーバイ材を寸法にカットします

【必須工具】ノコ

ツーバイ材を寸法にカットします

マキタ 電気マルノコ

【必須工具】クランプ 

材料・部品を固定します

 

 

⑦-1【必須工具】ドリルドライバー 

余裕がある方はインパクトドライバーとドリルドライバーの両方あれば最高です。

穴あけネジ締め(緩め)が効率よくできる電動工具

ドリルドライバーでコーススレッドを締めるとビス頭をなめ易い、できれば下穴あけ専用にしたいところです。

 


⑦-2【必須工具】インパクトドライバー

穴あけネジ締め(緩め)が効率よくできる電動工具

インパクトドライバーとドリルドライバーでは、圧倒的にインパクトドライバーの方が頭をなめる確率は少ないです。
コーススレッドにはインパクトドライバーを使うのが基本中の基本です。

【必須工具】ビット工具

ねじを締めたり外したりする時に使われる作業工具

 

 

 

【必須工具】ドリルガイドキット

木材への正確な穴あけ作業

 

 

【必須工具】サンドペーパー ・ ハンドサンダー

木材研磨作業

サンドペーパー ・ ハンドサンダー

 

【必須工具】水平器

組み立て時に水平、垂直、斜め45°などを確認する作業


以上この11点があれば大丈夫です。

 

 

まとめ

 

DIYを続けていると、加工材をクランプで固定することが重要だと感じてきます。

むしろ、クランプ・バイス・万力などの固定ができないとDIYができない程になってきます。

なぜなら、

加工材を手で押さえる必要が無くなり、両手で作業ができるから、作業が楽に、丁寧にできると言うメリットだらけの方法だからです。

そのクランプが取り付けられるのが作業台ですね。

 

今回は、DIYの専用スペースがある方にDIY木工作業台の作り方を解説いたしました。

材料はDIYERにおなじみの2×4材(ツーバイフォ)SPF材を主材としたシンプルでオーソドックスな固定式作業台をご提案しましたが、引き出し付きにすると、木工作業台のグレードが一気に上がりますよね。

また今回、ご提案はしておりませんが、

背面に有孔ボードパネルを設置すると、引っ掛け収納ができるので工具の収納量とビジュアル的に工房らしさが倍増しますよね。

 

DIYの作業スペースが取れない方には、移動式作業台を別記事でご提案しています。

移動式は、天板が取り外せて、下台ボックスはキャスター移動できる工具棚になっています。

冒頭の関連記事よりご覧くださればとても嬉しく思います。

 

作業台の自作図面があると『わざわざ作りたくなる作業台』になりますね。

続きはこちらの関連記事へ

関連記事

『作業台自作図面はDIYに必要!実際に作れる寸法図で解説!』

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DIYであなたの作業空間にあなただけの作業台ができるといいですね。

参考になれば幸いです。

 

では、最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。

DIYネットサンク  ノマー